ボイスピッキングってどう?
そんな疑問を持っている方に、現在ボイスピッキングシステムを利用してピッキングしているパート従業員の筆者が、簡単な説明とメリットとデメリットを紹介します。
ボイスピッキングはピッキングミスが減るよ!
ボイスピッキングとは
ボイスピッキングとは音声ピックとも呼ばれ、物流倉庫のピッキング業務の指示に音声システムを活用する手法。ヘッドセットを頭に装着し、音声による指示と音声による確認で行うピッキング方式です。
実際に仕事をする前に上記のようなことを説明されましたが、正直???って感じでした。
ボイスピッキングのメーカーは複数あり、私がどのメーカーのものを使用しているかは伏せますが、ボイスピッキングは、とても効率よくピッキングが出来、ミスが起きにくいピッキング方法です。
ボイスピッキングに必要なもの
ボイスピッキングをする際に身につけるものは3つです。
- ヘッドホン
- 指スキャナー
- モバイルバッテリーの様なもの
- ピッキング用カート
複数件ピックする際は間仕切りのあるカートが必要です。
ボイスピッキングの手順
ボイスピッキングを始める際のおおまかな流れです。
物流の種類によって、流れる音声は様々です。一例として紹介します。
- 出力されたピッキングラベルのバーコードを指スキャナーで読み込みます。
(紙のピッキングの場合は商品名やロット、棚の番号が記載されていますがボイス用のピッキングラベルには最低限のことだけ記載されています)
複数件ピックする場合は複数のラベルを一気に読み込みます。 - ヘッドホンから指示が出ます。
ロケ→商品→確認→ロケ→商品→確認の繰り返しです - 指示はコンピューターの音声です。指示ごとに「はい」or「次」と実際に声を出さないといけません。他にも「もう一度」「戻れ」などの指示に応えてくれます。
- 音声で「番号は?」と聞かれると、ロケ地の番号をいいます。番号が合っているとピンキングする商品を教えてくれます。
- 商品をピッキングすると指スキャナーでバーコードをスキャンします。間違った商品をスキャンすると、「商品が違います」と音声が流れます。
- 複数件ピックの際は、商品をスキャンした後、ラベルに印刷されたバーコードを指スキャンするので、間違うことなく商品を仮置きします。
- ピッキングが終了すれば「ピッキング終了しました」と音声が流れます。以上の繰り返しです。
複数件ピックの際でも、道順通りにピックしていくので無駄な動きがかなり減ります。
ボイスピッキングのメリットとデメリット
ボイスピッキングをする時のピッカーの立場でのメリットとデメリットを紹介します。
ボイスピッキングのデメリット
- 周りがうるさい時は、音声が聞き取りづらい
- ボイスピッキング中に、違う言葉を言うと、意図しない中断などになってしまう。
- 数字を発する必要があるが、なかなか認識してもらえない時があり、何度も数字を言い直す時がある
- 通信が遅く?なかなか機械が作動しない時がある。
- ヘッドホンを装着しないといけないので、頭が気になる。
暑い夏などは、ムレが気になる。
ボイスピッキングを取り入れるにあたり、自分の声を登録します。
その際に張り切ってきっちり登録しすぎると実際にピッキングする時もその声で発声しなければならないので面倒です。
登録する際は、「力を抜いて、余り張り切らずに」を心がけましょう(笑)
ボイスピッキングのメリット
- ロケ番号、棚番号を間違えると教えてくれ、商品をバーコードでスキャンするのでピッキング間違いはほぼない。
間違いがあるとすれば、1つ多く取る、複数ピックの時に混ぜてしまうなど。 - ピッキングの最短ルートを指示してくれるのでかなりの時短になる。
- システム側の設定で色などを教えてくれるので商品を探す時も時短になる。
ボイスピッキングのまとめ
ボイスピッキングは作業効率が上がるということで、取り入れる物流も増えてきている様です。
紙のピッキングをしていた時は間違ったピッキングをすることもあり、商品を返しに行くのも一苦労でした(笑)
ボイスピッキングは、最初の設定に慣れればピッキング自体はロケ地(棚番号)さえ覚えたら誰でも使えます。
歩くことが苦にならない人は、かなりの距離を歩くことが出来、1人で気ままに仕事時間を過ごせるのは人間関係が煩わしいという方にもオススメです。
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